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「ノー」と言う練習が必要かも [心の健康]

多くの人、特に自分に自信のない人にとって、「ノー」と言うことは大変なことです。
しかし、あまりに多くの人達が「ノー」と言えないせいで、そのツケを払っています。

no.jpg例えば、他人はその人を利用するようになり、その人自身の望みは、置いてきぼりにされてしまいます。

また、その人は余りに沢山のことを抱え込んだり、なんでこんなことをやらないといけないのかと、内心腹立たしく思うことを、いやいやながらするようになりします。

その結果、燃え尽き症候群になったり、不安や鬱、怒りを感じるようになりします。
これでは、体や心の健康によいはずがありません。
「ノー」と自信を持って言えるようになることを学ぶことは、自分を大切にし、幸福になるために大事なことです。

「ノー」と言えるようになるためには、どうすればよいでしょうか?
1. 「ノー」と言う権利があることを思い起こす
誰でも自分を表現し、自分の願望やニーズを追及する権利があります。
「ノー」と自信を持っていうことは、アサーティブ*になることの一部です。
それは、利己主義ではありませんし、他人を拒否しているのでもありません。

注)*:アサーティブなコミュニケーション法については、例えば、「気持ちが伝わる話し方」(森田汐生著、主婦の友社刊)等の本を参照してください

2. 他人の機嫌ばかり気になる人にならない
周りの全ての人の機嫌をとることは不可能です。
自分自身のニーズが大切であることを忘れて、人のご機嫌をとることだけなどということは止めましょう。

3. 明快で自信のある応答をする
例えば、「今日はできません」とか、「今は都合が悪い」と簡潔に言えばよいのです。
長々とした説明はいりません。どんな声の調子で話すが、どんな言葉を使うか、練習をしましょう。
へりくだっていると思われかねない兆候はないか、気を付けましょう。
さもないと、他人はそれを相手の弱みとみなして、相手を利用しようとします。

4. こわれたレコード作戦
この作戦は、しつこく迫ってくる相手に対して有効です。
こちらの主張を繰り返し、繰り返し言えばよいだけです。
あたかも壊れたレコードのように。
例えば、「すみませんが、それはできません」を冷静に繰り返せばよいのです。

5. 時間差戦術を使う
その場で、「ノー」というのが難しく感じるのであれば、「後で、ご返事します」と言えばよいのです。
これで、適切な答えをするための時間を稼げると共に、状況をコントロールしているという感覚を持つことができます。
こちらが答えたいと思う時に、答えることが重要です。

6.妥協しても良いと思う時だけ、妥協策を交渉する
例えば、こちらが本当に助けてあげたいと思っているが、今のタイミングではムリな場合、こんな言い方ができます。
「今日は無理ですが、来週ではどうですか?」 
ただし、これを一時的な逃げの方便として使うのはダメです。
自分が本当にそうしたいと思う時だけ使います。

一番大切なのは、どんな状況でも、自分にはそれをどう扱うかの選択肢があることを理解することです。
自然に「ノー」という言葉が口から出るようになるまでには、練習と時間がかかるかもしれません。
けれども、練習すれば、必ずできるようになりますし、それは、自尊心と健康をもたらします。
実行に十分値するのではないでしょうか。

タグ:心の健康
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