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聴く技術 [心の健康]

会話_05.png「聴く」と「聞く」の違いをご存知ですか?

聴くというのは、ただ他の人の話を聞いて、その人が話を止めるのを待ちながら、自分が話せるタイミングを探すことではありません。

「傾聴」という言葉があるように、聴くというのは、全力を挙げて他の人を理解しようとすることです。

相手の立場に立って、その人が感じていること、見てる世界を自分でも感じたり見たりしようとベストを尽くすことです。

誰も他人を完全に理解できません。
そうするには、他人になりきらねばなりませんが、当然、無理ですので、できる限りで行えばよいのです。

ところで、理解するということと、同意することとは違います。

他人の視点からものごとを見れるようになっても、自分が信じる自分自身の考えは維持できます。

たとえば、奥さんがご主人に、ご主人のお酒の飲み過ぎについて話すとします。

奥さんは、飲酒がご主人の肝臓や関節に非常に悪い影響を与えていると信じています。

ご主人は、奥さんに、自分でもよく原因が分からないストレスが溜まっており、飲酒がそのうさばらしの助けになっていると説明します。

奥さんは、ご主人に同意はしないものの、ご主人の考えは理解でき、なぜ深酒をするのかの理由は分かります。

奥さんは、更に、ご主人に、どんな感じのストレスなのか、いつ頃からストレスが溜まり出したのかなどを聴いて、ご主人が感じている世界を更に理解しようと思っています。

この奥さんのように、聴き上手な人がいると、聴いてもらう人は、次第に問題の原因や解決策が自分で見出せるようになってきます。

あなたは、誰かによく聴いてもらったために、助かったことはありますか?

あるいは、誰かに聴いてもらえず、つらい思いをした経験はありますか?

あなたは、あなたにとって大切な人に対してよく傾聴できていますか?
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